第5次東郷町総合計画(案)に対する意見募集結果

更新日:2022年03月01日

ページID : 7073
パブリックコメント手続による意見募集結果の公表

意見募集案件

案件名

第5次東郷町総合計画(案)

募集期間

平成22年9月10日(金曜日)から9月30日(木曜日)まで

担当課

企画部企画情報課

電話:0561-38-3111

ファックス:0561-38-0001

メール:tgo-kikaku@town.aichi-togo.lg.jp

意見募集の結果について

第5次東郷町総合計画(案)に対する意見を募集した結果、5名の方から貴重なご意見をいただきました。ありがとうございました。

下記のとおりご提出いただいたご意見と、それに対する町の考え方を公表します。

                                                                        記

番号 意見などの概要 本町の考え方
序編(P1~7)に関する意見等
1 〔2ページ序編:「第2章時代の潮流」〕

「これまでの大量生産・大量消費型の成長社会から、精神的な豊かさや生活の質の向上を最優先させるような成熟型社会へと移行し、」のところで「移行し」とあるが、移行は始まっているのか、完了しているのかが不明であるため、次の「これからの・・・」という文章につながっていない。
また、成熟型社会の説明が不適切である。
現在、成熟型社会へと移行が始まっているため、ご指摘の内容を踏まえ、「移行しつつある」という表現に修正します。
また、成熟型社会の用語解説を追加します。
2 〔2ページ序編:「第2章時代の潮流」の2〕

地方財政のひっ迫の中身に所得水準の低下によるものの記述が含まれていない。
ご指摘の内容を踏まえ、個人所得の低下による地域経済の低迷の影響についての記述を追加します。
3 〔2ページ序編:「第2章時代の潮流」の3〕

実態を捉えていないと思う。
個人の実態とは合わない場合もありますが、一般的な時代の潮流として注視していきたいと考えています。
4 〔2ページ序編:「第2章時代の潮流」の4〕

「自助・共助・公助の補完性の原則が再認識されています。」ではなく、「補完性の原則を再認識する必要が生じています。」ではないか。
また、新しい公共は広まってはいないと思う。
ご指摘のとおり修正します。
また、「新しい公共」についても、ご指摘のとおりまだ広まっているとまでは言えないため、「期待が高まっている」といった表現に修正します。
5 〔4ページ序編:「第3章東郷町の特性」〕

東郷町の特徴の一つに当町が愛知県内農業地帯の一角を形成していること(町内総面積に占める農業振興地域の割合約7割)が挙げられるが、その種の指摘、記述が欠落しているのではないか。
現在では名古屋市を始めとする大都市のベッドタウンとなっていますが、以前は農業のまちとして成長してきた経緯から、農地が多く残されています。
ご指摘のとおり農業振興地域の割合は7割程度ですが、近隣市町と同等の割合となっています。また、面積は、1,228haありますが、そのうち農地の面積は698haで町全体の38.7%となっています。
農業に関しては、23ページ(土地利用計画)や91ページ(基本計画の基本目標V「産業が活性化し、快適でいつまでも住み続けたいまち」の基本施策1「地産地消により農業の活性化を目指す」)や99ページ(基本施策5「美しい街並み景観のあるまちをつくる」)でも触れています。
6 〔7ページ序編:「第5章主要なまちづくりの課題」の(1)〕

「増大する医療費を削減し、持続可能な医療制度にしていくために、・・・」は趣旨が違うと思われる。そのようなために、健康づくりが重要なわけではないと思う。
ご指摘を踏まえ、「生涯にわたって健康で元気なことが充実した人生を送る基盤であるため」といった表現に修正します。
7 〔7ページ序編:「第5章主要なまちづくりの課題」の(2)〕

医療体制の充実が重要なのであって、広域的な連携は手段の問題である。
ご指摘のとおり、医療体制の充実が重要であり、広域的な連携はその手段になりますが、東郷町だけでは緊急医療等には対応できない現状があり、町民が安心して生活できるようにするためには、広域的な連携による医療体制の充実が重要と考えています。
8 〔7ページ序編:「第5章主要なまちづくりの課題」の(5)〕

「次代を担う豊かな人材の育成」とあるが、「豊かな人材」とは何か。
豊かな人材とは、人間性・創造性・協調性などに富んだ人材を意味しています。
9 〔7ページ序編:「第5章主要なまちづくりの課題」の(6)〕

コミュニティ意識の向上を図ることは重要であるが、もっと生活に密着したところでの機会を通して行われるものでなければならないと思う。
ご指摘のとおり、生活に密着した部分でのコミュニティ意識の向上が重要と考えていますが、ここに挙げられているような交流活動を一つのきっかけとして日常生活に密着した場面でもコミュニティ意識の向上を図っていきたいという意図で記述しています。
10 〔7ページ序編:「第5章主要なまちづくりの課題」の(8)〕

新しい産業の誘致・育成が重要ではなく、「新たな企業誘致」のためには、新しい産業でなくともよいと思う。
ご指摘のとおり、新たな企業誘致のためには新しい産業だけを誘致・育成することが必ずしも重要と考えてはいませんが、従来型の既存産業は、中国を始めとした海外の生産力や価格低下の影響により成長が厳しい状況にあります。そのため、今後成長が期待される新しい分野の産業(次世代産業)も誘致することが東郷町の活性化につながると考えています。
11 〔7ページ序編:「第5章主要なまちづくりの課題」の(11)〕

「低炭素・循環型社会に対応して」ではなく、「対応するため」であると思う。
ご指摘のとおり修正します。
12 〔7ページ序編:「第5章主要なまちづくりの課題」の(13)〕

「身の丈にあった無理のない」行財政運営のために多様化する住民ニーズに応えられないとするのであれば、本末転倒と思われる。
「身の丈にあった無理のない行財政運営」とは、住民ニーズに効率的に対応するために行うことを意図しており、そのために住民ニーズに応えられないといったことを想定した記述ではありません。
基本構想(P8~20)に関する意見等
13 〔9ページ基本構想:「第1章将来都市像」〕

2段落目に「・・・重要度が比較的高く評価されています。」とあるが、だから何を意味しているのかよくわからない。
ご指摘のとおり高く評価されているからどういうことを表しているのかがわかりにくいため、「・・・比較的高く評価されていることから、町民の健康づくりの推進や環境にやさしいまちづくりが求められている」という記述に修正します。
14 〔9ページ基本構想:「第1章将来都市像」〕

3段落目に「全国の時代の流れは・・・」とあるが、時代の流れに全国も地方もない。同じ時代の流れの中にある。
ご指摘を踏まえ、「全国の」を削除します。
15 〔9ページ基本構想:「第1章将来都市像」〕

3段落目に「特に、高齢社会の進展は、医療費や介護給付費の増大によって社会保障制度がひっ迫し、生活習慣病予防や介護予防といった健康づくりが求められています。」とあるが、文章的におかしいと思う。
ご指摘のとおり文章として成り立っていないため、修正します。
16 〔9ページ基本構想:「第1章将来都市像」〕

4段落目に「自立したまちとしての行政運営を進めていくためには、持続可能な財政基盤を確立するとともに、住むためのまちから働けるまちとしての役割を高めていく必要があり、地域産業の活性化は重要な課題といえます。」とあるが、短絡的過ぎると思う。もしそうした必要があるなら、本町のような規模の町でどうすることでそれが可能となるのかを述べるべきである。
人口が急速に増加する右肩上がりの社会情勢においては、住むまちとして住宅供給を進めていくことで町の財政は成り立っていましたが、今後、少子高齢・人口減少社会に移行することが確実視されている中で、自立したまちとして行政運営を進めていくためには、住むためのまちとしてだけでなく、働けるまちとしての役割を高めていく必要があるという意図からこのような記述をしています。
その具体的な施策については、基本計画で記述しています。
17 〔13ページ基本構想:「第2章東郷町が目指すまちの基本目標」の目標I〕

「誰もが健康づくりを行うことができるまち」とあるが、「誰もが健康で生活できるまち」を目指すべきではないか。
ご指摘を踏まえ、「誰もが健康で元気に生活できるまち」という表現を追加します。
18 〔13ページ基本構想:「第2章東郷町が目指すまちの基本目標」の目標V〕

「新しい産業」や「新たな産業」にこだわっているが、10年では難しいと思われる。新たな企業誘致のためには、「新しい産業」でなくてもいいと思う。
ご指摘のとおり、新たな企業誘致のためには新しい産業だけを誘致・育成することが必ずしも重要と考えてはいませんが、従来型の既存産業は、中国を始めとした海外の生産力や価格低下の影響により成長が厳しい状況にあります。そのため、今後成長が期待される新しい分野の産業(次世代産業)も誘致することが東郷町の活性化につながると考えています。
19 〔16ページ基本構想:「第4章施策の大綱」III―6〕

「身の丈にあった」を削った方がいいのではないか。
持続可能な財政運営とはそういうことを意味しないか。表現が重複している。
「身の丈にあった」と「持続可能な」という表現は、見方によっては重複する表現に読めるかもしれませんが、「身の丈にあった」ということは財政運営における大前提であること、また、町民の方にわかりやすい表現であることから、原案のとおり残すこととします。
20 〔18ページ基本構想:「第4章施策の大綱」V―1〕

「農地利用などを促進します。」とあるが、意味がよくわからない。
ここでの「農地利用」には、担い手不足の解消や農地の集約化、耕作放棄地対策などの意味が含まれています。
ご指摘を踏まえ、「農地の有効活用などを促進します」という表現に修正します。
21 〔18ページ基本構想:「第4章施策の大綱」V―2〕

「新たな産業」にこだわり過ぎていると思う。
ご指摘のとおり、新たな企業誘致のためには新しい産業だけを誘致・育成することが必ずしも重要と考えてはいませんが、従来型の既存産業は、中国を始めとした海外の生産力や価格低下の影響により成長が厳しい状況にあります。そのため、今後成長が期待される新しい分野の産業(次世代産業)も誘致することが東郷町の活性化につながると考えています。
22 〔20ページ基本構想:「第5章基本構想の推進に向けて」の1〕

「より町民にわかりやすく情報を提供していきます。」とあるが、「より町民にわかりやすい情報の提供に努めます。」の方がよいと思う。
ご指摘のとおり修正します。
23 〔20ページ基本構想:「第5章基本構想の推進に向けて」の2〕

「基本構想の推進に向けて」として2項目だけの記載なら第5章という程のことがないと思う。1の内容はすでに記述されており、2に書かれている目標値の設定についても、施策の大綱に溶け込ませられるのではないか。
第5次東郷町総合計画の推進に当たっての基本的な考え方を明確に示すため、独立した章として記述しています。
基本計画(P22~110)に関する意見等
24 〔39,40ページ基本計画:I―5〕

協働によるまちづくりの考え方の充実が必要と思います。独居老人が増えているという昨今、新聞紙上などでも問題となっているこの件を中心に老人の甘えではなく、皆で取り組むべき事項かと考えます。若い人の知能をフル回転させて良案をお願いいたします。
ご指摘のように、一人暮らしの高齢者に対する対応策は必要と考えています。
本計画では、40ページ(基本計画の基本目標I「健康で元気に暮らせるまち」の基本施策5「福祉サービスを充実するとともに地域との連携を図る」)の「協働によるまちづくりの考え方」において、町民の行動指針、行政の行動指針として、地域ぐるみでの高齢者の見守りについて記述しています。
25 〔45,46ページ基本計画:II―1〕

新しい計画を進める中で、いじめ、学力の低下、食育など、子どもを取り巻く教育環境の悪化に対し有効な対策を考えてください。
食育に関しては、32ページ(基本計画の基本目標I「健康で元気に暮らせるまち」の基本施策1「誰もが元気に暮らせる健康づくりを支援する」)の「施策の展開方向:食育の推進」、46ページ(基本目標II「次代を担う子どもたちの生きる力を育み、交流が活発なまち」の基本施策1「教育環境を充実し、家庭や地域との連携を図る」)の「施策の展開方向:こころとからだの健康教育」において具体的な施策を示しています。
また、いじめの問題については、直接的な記述はありませんが、46ページの「施策の展開方向:こころとからだの健康教育」において、人間性豊かな児童生徒を育成するためのこころの教育として記述しています。
学力の低下に関しては、重要な問題と考えていますが、学校教育は国が定める学習指導要領に基づいて各学校においてある程度統一的に行われるものであるため、本計画には記述していません。
26 〔103,104ページ基本計画:V―7〕

巡回バスの本数増加、料金は全有料化する。(小学生から100円料金均一にする。)
ただし、障がい者等については、従来どおり無料にする。
通勤通学は、定期(券)割引を行う。
※高齢者の事故防止にもなる。
巡回バスに関しては、104ページ(基本計画の基本目標V「産業が活性化し、快適でいつまでも住み続けたいまち」の基本施策7「公共交通の利便性を高める」)において、巡回バスの充実に向けた施策を示しています。
バスの増便や、料金については、施策を進めていく中での今後の課題として検討させていただきたいと思います。
27 〔基本計画:基本目標V〕

平成18年に「有機農業推進法」が制定されて既に4年が経過、その翌年には「農林水産省生物多様性戦略のポイント」において、「農薬は有害である」ことが正式に認められ、さらに有機農業の振興に初めて国の予算がつけられた。(平成20年度予算)これを機に全国各地において有機農業や自然農法に関心を寄せる市町村が増えてきた。
大都市周辺の農業地帯である当町としても、産業(農業)活性化策の一環として遅ればせながら有機農業、自然農法の調査研究や指導者育成に何らかの形で取り組むべきと考える。
ご提言いただきました内容については、特に計画書の中には記載しませんが、貴重なご提言と捉え、食の安全を確保し推進していくため、有機農業や自然農法による農業の調査や普及啓発について研究していきたいと思います。
28 〔基本計画:基本目標V〕

東郷町は緑や水辺に囲まれた住宅のまちです。今の子どもたちが将来ずっと住み続けたいと思える魅力ある美しい街並みづくりに力を入れてください。
ご指摘の施策については、84ページ(基本計画の基本目標IV「安全で環境にやさしいうるおいのあるまち」の基本施策5「人と自然が共生し、うるおいのあるまちをつくる」)、100ページ(基本目標V「産業が活性化し、快適でいつまでも住み続けたいまち」の基本施策5「美しい街並み景観のあるまちをつくる」)において位置づけており、魅力ある美しい街並みづくりを進めていきたいと考えています。
その他の意見等
29 〔計画書の配本について〕

今回の総合計画は図書館に配本し、町民が閲覧できるようにしてください。
過去の総合計画は図書館で閲覧用として設置しています。今回の新しい第5次総合計画についても、閲覧用として図書館に設置する予定です。
30 〔基本計画に記述されている「施策の展開方向」の具体化について〕

本総合計画策定と同時に、基本計画遂行のための作業部会ないしプロジェクトチームを町民参画の下に設置し、施策の検討、具体化に着手することが望まれる。
本計画の施策の推進については、各担当部局が中心となって進めていきますが、庁内で横断的に推進すべき施策については、関係部局間で連携しながら進めていきます。
また、個別具体の計画づくりや協働事業の推進に際しては、積極的に町民参画を取り入れていきます。
本計画では、基本目標で「参画と協働で自立するまち」を掲げており、62ページ(基本施策1「まちづくりに参加できる仕組みをつくり、協働のまちづくりを進める」の「施策の展開方向」において町民参画の拡充について記述しています。

この記事に関するお問い合わせ先

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電話番号:0561-38-3111(代表)
ファックス:0561-38-0001

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