平成29年度男女共同参画映画会を開催

講演をする椙山女学園大学教授の藤原直子さん

藤原直子さん
10月7日(土曜日)、東郷町民会館ホールで男女共同参画の映画会を開催しました。
この映画会は、平成23年度から毎年10月に開催しています。今年は「彼らが本気で編むときは、」というトランスジェンダー(心の性と体の性が一致しない人)の女性が主人公の映画を上映し、437人の皆さんにご来場いただきました。
映画は、主人公のリンコと恋人・マキオのカップルが、マキオの姪・トモと出会い、それぞれの幸せを見つけるまでの60日間を描いた作品です。笑いあり、涙あり、感動ありの展開に、観客は映画に釘づけになっていました。
また、映画上映の前には、「生/性(せいとせい)の多様性と自分らしさ」というテーマで、椙山女学園大学 人間関係学部 教授 藤原直子さんにご講演いただきました。藤原さんは、「性的少数者について論じる際に、多数派・少数派と考えてしまうと、『自分には関係ない』と思ってしまいます。しかし、性的多数派である自分も多様な性の一つであると捉えてください。性的少数者について、理解し、認識しましょう。受け入れるのはその次の段階です。まずは、理解し、認識することから始めましょう」と訴えました。
来場者の感想
映画
「とてもよかった」
「考えさせられた」
「感動した」
「切なかった。知らぬ間に人権を踏みにじっていることがあったかもしれない。トイレ、病院のシーンにそうだったのかと気づかされた」
「思った以上にいい映画だった。考え方がまた少し変わった気がする」
「トランスジェンダーの人のことが少し分かった気がする」
講演
「とてもよかった」
「分かりやすかった」
「興味深かった」
「性分化疾患のことを初めて知った。しかも60種もあることもびっくりした」
「(性的少数者の数が)全国の小学生の数と同じということだけはしっかり心に留まった」
「出生届を出すときに男女を決めなくてよいと知り、世の中が進んだことに感動した」
その他
「自分を反省する機会となった」
「この年になるまで知らないことがいっぱいあった。自然に生きられる今、幸せに思う」
「まだまだ世間の目は厳しい。堂々と生活ができる世の中になると良いね」
「個人個人の生き方を尊重するために、多様性を認めていくことが大切だと改めて思った」
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更新日:2022年03月01日