子宮頸がんワクチン予防接種のお知らせ

更新日:2022年03月01日

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子宮頸がんについて

子宮頸がんとは

子宮がんは、子宮体部にできる「子宮体がん」と、子宮頸部にできる「子宮頸がん」に分類されます。 子宮頸がんは、子宮の入り口の子宮頸部と呼ばれる部分から発生します。婦人科の診察で観察や検査がしやすく、発見されやすいがんです。また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要です。

子宮頸がんの症状

子宮頸がんは、正常な状態からすぐにがんになるのではなく、異形成と呼ばれるがんになる前の状態を何年か経てからがんになります。異形成の時期では症状がなく、おりものや出血、痛みもありません。 子宮頸がんが進行すると、月経中でないときや性交時に出血したり、濃い茶色や膿のようなおりものが増えたり、水っぽいおりものや粘液が多く出てきたりすることがあります。さらに進むと下腹部や腰が痛んだり、尿や便に血が混じったりすることもあります。

患者数

子宮頸がんは、日本全国で1年間に約1.1万人が診断され、それにより約2,900人が亡くなっています。子宮頸がんと診断される人は20歳代から増加して、30歳代までにがんの治療で子宮を失ってしまう(妊娠できなくなってしまう)人も、1年間に約1,000人います。

発生の要因

子宮頸がんは、子宮の頸部という子宮の出口に近い部分にできるがんです。HPV(ヒトパピローマウイルス)の感染が原因と考えられています。感染は、主に性的接触によって起こり、女性の多くが一生に一度は感染するといわれています。ほとんどが自然に消えますが、一部が子宮頸がんとなり治療が必要となります。

検診

  20歳以上の人は2年に1回、子宮頸がん検診を受けましょう。東郷町では、検診費用を公費で負担しており、一部の自己負担で受けることができます。 検診の内容は、子宮頸部の細胞診および内診、問診、視診です。

子宮頸がんワクチンについて

子宮頸がんの原因は、性交渉によって感染するヒトパピローマウイルス(HPV)です。そのため、ワクチンを接種してウイルスの感染を防ぐことで、子宮頸がんを予防できると考えられています。サーバリックス®およびガーダシル®は、子宮頸がんを起こしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができます。そのことにより、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。シルガード®9は、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

接種するワクチンの種類

公費で接種できるHPVワクチンは、下記の3種類です。決められた間隔をあけて、同じワクチンを合計3回接種します。

サーバリックス

HPV(ヒトパピローマウイルス)16型・18型の感染を防ぐ2価ワクチンです。

ガーダシル

HPV(ヒトパピローマウイルス)16型・18型・6型・11型の感染を防ぐ4価ワクチンです。

シルガード

HPV(ヒトパピローマウイルス)16型・18型・6型・11型・31型・33型・45型・52型・58型の感染を防ぐ9価ワクチンです。令和5年4月から公費で受けられるようになりました。

子宮頸がん予防接種について

接種対象者

・町内在住の小学6年生から高校1年生相当まで

・平成9年度生まれから平成18年度生まれ(令和7年3月末までキャッチアップ接種の対象)

※このほか、平成19年度生まれの方は、通常の接種対象の年齢を超えても令和7年3月末まで接種可能。

令和5年度予診票送付対象者

対象 生年月日
小学校6年生 平成23年4月2日から平成24年4月1日生まれ
高校1年生相当

平成19年4月2日から平成20年4月1日生まれ

なお、上記の対象者のうちお急ぎの方や今年度予診票送付対象外の方で接種を希望される方は母子健康手帳をお持ちの上、こども健康課へお越しください。 

接種間隔

接種回数 サーバリックス ガーダシル シルガード
1 初回接種 初回接種 初回接種
2 1回目接種から1か月後

1回目接種から2か月後

1回目接種から2か月後
3 1回目接種から6か月後 1回目接種から6か月後 1回目接種から6か月後

 

※シルガードは、15歳未満は2回接種が可能です。1回目と2回目の間を5か月以上あけます。5か月未満の場合、3回目の接種が必要です。

接種医療機関

下記の子宮頸がん予防接種町指定医療機関にて接種してください。

他の医療機関で接種された場合は全額自己負担になります。

他の医療機関を希望される場合はこちらへ

https://www.town.aichi-togo.lg.jp/kosodate_ouen/mokuteki/oyako_kenkou/8888.html

接種方法

下記の町指定医療機関に直接お申し込みください。 接種当日は予防接種予診票、母子健康手帳、健康保険被保険者証をお持ちください。

子宮頸がん予防接種町指定医療機関

子宮頸がん予防接種町指定医療機関
医療機関名 電話番号 医療機関名 電話番号
ごとうこどもクリニック 0561-38-6610 たなか内科 0561-38-8866
松浦医院 0561-37-5001 やまクリニック 0561-37-1050
本多医院 0561-39-0139 東郷なないろこどもクリニック 0561-37-1100
馬渕クリニック 0561-38-0800 まつもとクリニック 052-848-8888
愛知とうぶクリニック 0561-39-2323    

キャッチアップ接種も同様です。 

相談窓口について

HPVワクチンを含む予防接種、インフルエンザ、性感染症、その他感染症全般についての相談ができます。 相談窓口は、厚生労働省が業務委託している外部の民間業者により運営されています。

関連情報

この記事に関するお問い合わせ先

こども健康課
愛知県愛知郡東郷町大字春木字西羽根穴2225番地4 イーストプラザいこまい館内
電話番号:0561-37-5813
ファックス:0561-37-5823

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