総合治水をご存知ですか?

更新日:2022年07月20日

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5月15日~21日は総合治水推進週間です。

進む開発と高まる洪水の危険性

山林や田畑などには、雨水を一時的に溜めたり、地下に浸透させる機能があり、河川へ雨水の流出量を抑える働きをしています。

しかし、今日では開発が進み、地表面がコンクリートやアスファルトに覆われ、河川へ短い時間で多くの雨水が入ってくるようになったため、洪水の危険性が増しています。また、河川に入りきれない雨水によって、低い土地での浸水被害の危険性も増しています。

このため、山林や田畑を適正に保全していくことが、河川や下水道等の整備と合わせて、非常に重要となっています。

浸水前

浸水後

浸水被害を防ぐための総合治水対策

洪水や浸水を防ぐため、川幅を拡げたり、川底を掘るなどの河川の改修を行っていますが、それだけでは、急激な開発によって増加する雨水を安全に流すことが出来ません。そこで、流域内に雨を貯めたり、地下に浸透させる施設を作り、河川に一度に入ってくる雨水の量を減らすことが必要です。

このように、「河川の改修」と「流域内での対策」、さらに洪水や浸水が起こった時の「警戒避難体制の確立」などを合わせて実施し、被害の防止を図ることを「総合治水対策」といい、境川流域では、昭和58年から愛知県や近隣市町とともに「総合治水対策」を行っています。

境川流域雨水浸透阻害行為許可等

境川・逢妻川・猿渡川の流域で500m²以上の開発(雨水浸透阻害行為)を行う際には、雨水対策のための許可(雨水浸透阻害行為許可)が必要です。

詳細については、下記までお問い合わせください。

  • 尾張建設事務所河川整備課
  • 電話052-961-4498(直通)

雨水を貯留したり、地下に浸透させる施設

住民の方にもできる「総合治水対策」の例として、下図のようなものがあります。これらをご家庭などに設置することで、河川に一度に入ってくる雨水の量を減らすことができます。みなさんのご協力をお願いします。

浸透ます
浸透トレンチ
透水性舗装
貯留場所の確保

雨水の流出抑制を図り、河川等の浸水被害の軽減に寄与するとともに、水資源の有効活用を図るため、設置費用の一部を補助しています。

いこまい館でも実施しています

町民交流拠点施設「イーストプラザいこまい館」では、雨水の流出抑制対策を実施しています。

  • 来場者駐車場は、透水性舗装により雨水を地面にしみ込ませています。
  • 建物の屋上は、庭園の土に雨水をしみ込ませています。
  • 屋上でオーバーフローした水は、60tの雨水貯留水槽に溜めて、ビオトープの補給水や樹木の散水に利用しています。

屋上緑化

いこまい館での取り組み図

ビジュアルボードフェアの開催

総合治水をより皆さんに理解していただくために、毎年6月にビジュアルボードフェアを開催し、図や写真により総合治水の紹介をしております。  

平成27年ビジュアルボードフェア画像

この記事に関するお問い合わせ先

都市整備課
電話番号:0561-56-0748
ファックス:0561-38-0066

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