平成30年度男女共同参画映画会を開催

講演をする椙山女学園大学教授の吉田あけみさん

吉田あけみさん
10月6日(土曜日)、東郷町民会館ホールで男女共同参画の映画会を開催しました。
この映画会は、平成23年度から毎年10月に開催しています。今年は、米ソ冷戦下、NASAの宇宙開発事業に携わった3人の黒人女性を描く映画「ドリーム」を上映し、431人の皆さんにご来場いただきました。
女性だから、黒人だからという理由で理不尽な扱いを受けながらも、持ち前の明るさと知性でそれを乗り越え、道を切り開いていく主人公たちに観客たちは勇気をもらったようでした。
また、映画上映の前には、「理系分野における女性の活躍促進」というテーマで、椙山女学園大学 人間関係学部 教授 吉田あけみさんにご講演いただきました。
吉田さんは「昭和32(1957)年にソ連が人工衛星スプートニクを打ち上げたことがアメリカだけでなく日本にもショックを与え、これが中学校での男女別の技術・家庭科が始まるきっかけになりました。しかし、平成5(1993)年に中学校の技術・家庭科の共修が、その翌年に高校の家庭科の共修が始まったにも関わらず、未だに工学系の女子学生は2割に届かず、医学分野では入試における差別が存在します」と話しました。
そして最後に「『ドリーム』を他国の過去の話として見るのではなく、日本で現在進行中の問題として見てみましょう。そして、日本で、特に理系分野で女性の活躍を促進するためには、何が必要なのか共に考えましょう」と呼び掛けました。
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更新日:2022年03月01日