町民ふれあい年始会あいさつ(開催日:令和7年1月6日)
新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様には、輝かしい新春をお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
本日は、町民ふれあい年始会に、多くの皆様のご列席を賜り、誠にありがとうございます。
共に新年をお祝いできますこと、大変嬉しく思います。
来賓の皆様方には、公私ともご多忙の中、ご列席賜りまして、厚く御礼申し上げます。
また、会場内には、この度新たに町政功労者になられた方、町表彰条例により表彰を受賞された皆様にもご列席いただいておりますので、後ほど、ご紹介をさせていただきます。
さて、昨年6月の町長選挙において、町民の皆様から多くのご期待をいただき、東郷町長に就任いたしました。
これまでは、町議会議員として皆様方と交流させていただきましたが、今後は町長という重責を担う中で、さらに、さらに皆様方と親交を深め、ここ東郷町をさらに明るくしていくため、ともに歩みを進めていきたく存じます。
さて、昨年11月30日に開催しました「町長と話そう!意見交換会」におきましては、100人を超える町民の方々にご参加をいただき、多くのご意見をいただきました。
まちの未来を考えた多様な視点からのご意見に、町民一丸となってまちをつくっていく大きな希望を感じました。改めて感謝致します。
まちづくりは、町民の皆様の声から始まります。
それぞれの地域の課題は、そこに住む方々が一番よくわかっています。
町全体が暮らしやすいまちとなるよう、より細やかなまちづくりを進めるため今月から、私自身が地域へ直接お伺いして意見交換を行う「町長を呼ぼう!町長と語ろう会」を始めてまいります。
今後、継続的に毎月申し込みを受け付けてまいります。
より一層、町民の皆様とともに歩む行政でありたいと思っておりますので、ぜひお申込みいただければと存じます。
また今年から町公式LINEで、簡単にご意見を投稿できるサービスも開始しました。
普段、子育てや仕事などで時間がとれず、思いがあってもなかなか行政に意見を投げかけることができない、そのような町民の皆様に活用いただけたらと思い、スタートする取り組みになります。
普段の生活の中で気づいたことや町に改善してほしいこと、こんな行政サービスがあったらいいな、など、お気軽にご意見をいただければと思います。
「町民みんなでまちづくり」を第一に考えておりますので、ぜひご活用ください。
昨年6月には、町内に産科が開院しました。
本町はこれまで、子ども医療費無償化や小学校35人学級の早期実施など、子育て支援施策を充実することで、子育てがしやすいまちとして評価されてきた中、お子さんを産むための医院はこれまで町内にありませんでした。
新たに産科を開院いただいたことをきっかけの1つとして、各医療機関等と連携を密にして、子育て世代の皆様の声を大切にしながら、産前産後ケアや産婦健診費用助成の拡大など、安心して産み、育てられるまちとして、一層努力してまいります。
また今年は、東郷町が町制施行から55周年の記念すべき年となります。
この節目の年を町民の皆様とともに盛り上げてまいりたいと考えております。
それに先立ち、町制施行55周年を象徴するロゴマークを募集しております。
私が思う東郷町の最大の魅力は、この地で長く育まれてきた「人のあたたかさ」にあると思っております。
生活に便利な魅力もありながら、緑あふれる自然と触れ合うことができる環境、地域の中で助け合って暮らす風土が、人を思いやるあたたかい心を育ててきたのだと感じます。
ここ東郷町で、先人の皆様が大切に育んできていただいた「人のあたたかさ」に感謝し、この魅力を次代へ引き継いでいく。
そのような想いを、これから選ばれるロゴマークとともに改めて皆様と共有していく。
そんな55周年記念の年としたいと思います。
さて、これから東郷町がよりよいまちへ、「未来が想像できるまち」としてくためには、本町が今、抱える課題に一つひとつ向き合い、地道に実直に解決していくことが重要であると強く感じております。
本町の大きな課題のひとつとして、地域公共交通の充実が挙げられます。
本町の周りには、日進駅や米野木駅、赤池駅など鉄道駅が充実していますが、その駅までの道のりや町内での移動には、多くの意見・要望をいただいているのが現状です。
町内の公共交通としては主に巡回バス「じゅんかい君」や名鉄バス、また、デマンドタクシーも運行しておりますが、より住民の皆様にとって利用しやすい、利用していただける地域公共交通の形を目指す必要があります。
今年からバス路線再編を含めた本格的な議論が始まりますが、それだけでなく、例えば民間の企業様が普段使用しておられる送迎バスを活用した乗り合いバスの導入など、あらゆる選択肢を精査しながら柔軟に地域公共交通の充実に力を注いでまいります。
また、昨年1月1日には、石川県能登地方を震源とする巨大地震が発生し、大変大きな被害となりましたことは、1年が過ぎてなお、記憶に新しいことと思います。
本町を含むこの地方では、南海トラフ地震の発生が遠くない将来に予測されております。
災害への備えは、町の大きな責務でありますが、発災直後に町民の皆様お一人お一人にきめ細やかな支援をお届けすることは、大地震が発生した地域のお話を伺う限り、難しい状況になると思われます。
皆様におかれましても、避難袋のご用意や避難場所の確認など、日頃から備えていただき、また、もしものときに地域での助け合いを円滑に行うことができるよう、隣近所や地区内などで日常的に交流いただくなど、新年の明るい気持ちで取り組んでいただけたらと思います。
日々、交流ができる場や憩いの場を町内に増やしていきたいという想いから今後、森林環境譲与税を活用して、木製ベンチを町内公共施設はじめ公園や保育園、児童館など各所にどんどん設置していきたいと考えております。
高齢の方から、腰を休めるベンチが町内に少ないという声からヒントをいただきました。
町内にベンチを増やしていくことで、皆様の触れ合い、語らいが増えていったらとても嬉しく思います。
「このまちに住んでいてよかった」と思っていただけるよう、町民の皆様からいただく声をしっかりと受け止め、地道に、丁寧にまちづくりを推進していく。
まちの明るい未来を描き、それに向けて努力を惜しまないことが、私たち東郷町職員全員の責務と考えております。
先人の方々に育んできていただいた伝統や東郷町の素晴らしさを、子どもたちやその先の世代に、よりよいものとして受け継いでいけるよう、町民の皆様とともに職員一同、邁進してまいります。
本日お集まりの皆様におかれましても、本町の更なる発展に、なお一層のお力添えをいただきますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
結びに、本町の益々の発展と、ご列席の皆様、そして町民の皆様のご多幸を心からご祈念申し上げまして、新年のごあいさつとさせていただきます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
ありがとうございました。
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更新日:2025年01月08日