セアカゴケグモについて
町内でセアカゴケグモの発生が確認されています
セアカゴケグモは、熱帯地方などに分布するクモで毒を持っています。
愛知県内では、平成17年8月19日に中部国際空港敷地内で初めて発見され、これまで主に一般の県民が立ち入ることができない空港や事業所内の敷地などで発見されていましたが、平成20年5月に、一般の県民が利用する施設で、初めて多数のセアカゴケグモが発見されました。
年間を通して注意が必要ですが、8月から10月に最もセアカゴケグモが発見されるので注意してください。
特徴
- メス:体長は約1cm、全身ほとんど黒色で、球状の腹部の背面中央に赤色の帯が目立つ。
- オス:体長4~5mmで、腹部が細く、黒色または濃い褐色である。
習性および生息場所
毒グモであるが、その習性はおとなしく、素手でつかんだり張っている網に触れたりしない限り咬まれることはないといわれています。
生息場所は、開けた日当たりの良い場所にある人工構造物の隙間や内部(側溝の内部やその網蓋の隙間、花壇のブロックの内部、墓石の隙間、エアコン室外機などと壁との隙間など)に営巣していることが多いといわれています。
咬まれないための注意
- セアカゴケグモを見つけても、素手でさわったり、捕まえたりしない。
- 外での作業には軍手などの手袋をする。
- クモの生息しそうな場所をこまめに清掃するなど、クモの棲みにくい環境を作る。
咬まれた場合の症状
咬まれた時は、針で刺されたような痛みを感じ、その後、咬まれた場所が腫れたり、熱く感じます。症状のピークは3~4時間で、数時間から数日で軽快しますが、脱力感、筋肉痛、頭痛などの全身症状が現れることがありますので、医療機関での治療が必要です。小児や高齢者で、血圧上昇などを呈している場合には、重症化しやすく積極的な治療が必要です。
咬まれた場合の処置
かまれた箇所を水で洗い、患部を冷やします。多少出血があっても、包帯や止血帯はしないほうがよいでしょう。できるだけ早く医療機関で治療を受けることが大切です。かまれたクモを殺して持参すると、適切な治療につながります。
なお、セアカゴケグモは特定外来生物に指定されていますので、生きたまま移動させることは法律で禁止されています。
参考
愛知県衛生研究所ホームページ
この記事に関するお問い合わせ先
環境課
電話番号:0561-56-0729
ファックス:0561-38-7933
更新日:2022年03月23日