麻しん(はしか)の流行にご注意ください
現在、愛知県で麻しん(はしか)の流行が確認されています。
麻しんは、麻しんウイルスによる急性の感染症です。麻しんウイルス感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、その感染力は非常に強く、免疫を持っていない人が感染すると、ほぼ100%発症するといわれています。特に空気感染の特徴として、感染者と同じ空間、場所にいるだけで強い感染力を持って感染します。
感染症の動向に注意し、手洗いうがい等の基本的な感染症予防に努めましょう。
主な症状
一般的な経過では、感染後10日~12日経って発熱(38度前後)とともに咳、鼻水、くしゃみ、結膜の充血などの症状を示し、その後に高熱(39.5度以上)とともに発疹が現れます。患者の一部は肺炎や神経系の症状を合併し、まれに死亡したり、後遺症を残すなど重篤化する場合があります。
妊娠中または妊娠の可能性がある方へ
妊娠中に麻しん(はしか)に罹患すると、一般的に重症化することが知られており、流産、早産等のリスクが高まると報告されています。また胎児奇形を起こすことはないとされていますが、胎児の発育異常、羊水量の異常、新生児麻しん(分娩時罹患)などをきたす恐れがあるとされています。
なお、普段健康な妊婦さんで「麻しんの抗体が陽性で十分に抗体価がある」。あるいは「麻しん、MRワクチン、MMRワクチン等の麻しんを含む予防接種を2回受けた記録のある方は、新たに麻しんにかかることは稀と考えられます。
不安な方はかかりつけの産婦人科医にご相談ください。
この記事に関するお問い合わせ先
こども保健推進室
愛知県愛知郡東郷町大字春木字西羽根穴2225番地4 イーストプラザいこまい館内
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更新日:2025年05月27日