町民団体「10and.-てんと-」 梶 景子 さん
町民団体「10and.-てんと-」梶景子さん

主な活動内容
“母と子が、いきいき楽しく暮らせるまちに”のために、母と子の自立のための学びの場をつくります。 子ども向け教育セミナー・親向け子育てセミナーの開催。 児童館でのマルシェ開催のお手伝いや、出展者向けのセミナーの開催など。
今までの経歴
2010年に娘の出産を機に東郷町へ来ました。 育児をしながら様々な壁にぶつかり、子育てや女性のこと、地域のことついて学び、2015年12月に東郷町東部児童館での「子育て中のママたちによる、ママたちのためのマルシェ」の立ち上げと運営に関わりました。 子育て中の学びや、マルシェによるお母さん達の自己実現の場をもっと広げていきたいと2018年に町民団体として10and.-てんと-を立ち上げました。
町民団体として活動を始めるまでの経緯
子育てで大変な中、マルシェに行くことやクラフトをすることが、とても息抜きになり、楽しみでもありました。 子育て中は悩みもつきものと思いながらも「このままでいいのだろうか」というモヤモヤや焦りは尽きず、色々なセミナーに行ったり読書会を開催して、様々な事を学びました。 そして、地域や社会のことに目が向き、何が大事かや子育ての現状や地域について学んだことで、生きやすく子育てしやすくなりました。 辛かったときの私自身が知りたかったことをもっといろんな人に知ってもらいたい、知識を増やすことや考える視点を変えることで、モヤモヤから脱することはできるのだと伝えたいと思い始めました。 そのためにセミナーを開催したい、家にこもって子育てしているお母さんや育児休業中のお母さんに、息抜きや自己実現のきっかけとして「マルシェという場」の可能性をもっと広げていきたい、と思ったことが団体として活動し始めたきっかけです。
東郷町で活動をしようと思った理由
自分が住んでいる町、子どもも住んでいく町。 これから私も子どもも生きていく町なので、その地域を暮らしやすくしたい、と思ったからです。 コンパクトな町ならではの繋がりをもっと大切にしたいと思いました。
活動で大切にしていること
理念を忘れず、無理せず、楽しく長く続けられるようにと思っています。
ワーク・ライフ・バランスについて工夫していること
家族のこと、仕事のこと、町民活動や地域のこと、どれも偏りすぎないようにと思っています。 その時々で何が大事かは変わりますが、一番大事なことが何かと考えたときに「自分にしかできないこと=家族のことを優先できるように」を心がけています。 また、不得手ですが、周りに頼ることがもっとできるといいなと思っています。
仕事で一番感動したこと
初めて企画したセミナーに多数の申込をいただいたとき。 エネルギーのあるお母さんが、たくさん身近にいることを知ったとき。
仕事でやりがい、達成感を感じるところ
活動や知識を、必要だと思ってくださる方、活かしてくださる方に出会えるところ。
苦労したこと、またそれをどのように乗り越えたか
イベントやセミナー開催時は、時間が足りず、子育てと仕事と活動の両立が大変でしたが、仲間に助けてもらいました。
今後の夢
商業施設とのコラボレーションや、いこまい館や町のイベント、施設をもっと活かすことができたら良いと考えています。 町の様々な場所で、お母さんたちがいきいきとできるような居場所やイベント、セミナーを企画していきたいと思っています。 また、近隣市町村との連携や、団体同士の交流も支援していきたいと考えています。
自分の10年後・20年後の将来像
地域での暮らしを楽しみながら、様々な方を支援していける立場になっていたいです。
趣味や休日の過ごし方
写真を撮ること、カフェ・パン屋・雑貨屋さん巡り、マルシェに行くこと。 家族とゆっくり過ごしたり、自分の時間を持つこと。 好きな音楽を聴く。美味しいものを食べること。
今の活動以外でやりたい活動
子ども向け商品の開発や、NPO向けの広報の支援。 近隣市町村を巻き込んだ、地域活性のためのイベント企画。 空き家対策を絡めた、シェアスペースやカフェ、民泊など。 デザインと写真の仕事で法人化をしたいと考えています。
今後、起業する上での心構え、不安に感じていること
法人となると様々な手続きや責任が伴うので、そこの心理的負担があること。 金銭面と時間面での家族の理解と協力を得ていくこと、バランスをとっていくことができるかがカギとなると思っています。 それを乗り越えて、社会的責任をもっと果たしていけるように、活動を広げていけるように法人化できたらと考えています。
この記事に関するお問い合わせ先
地域協働課
電話番号:0561-56-0727
ファックス:0561-38-7933
更新日:2022年03月01日