下水道施設の維持管理(ストックマネジメント計画)
ストックマネジメント計画の背景と目的
東郷町の下水道のうち雨水については、昭和45年度に基本計画を策定し、集中豪雨時の浸水防除を目的とした雨水排水施設の整備を進めてきました。また、汚水については、昭和59年度に境川流域関連公共下水道事業の基本計画を見直し、翌年度に都市計画決定を行い、平成元年12月に77.4haの下水道法事業計画を定めました。以降、整備事業の推進に努め、令和4年度末までに汚水が544.5ha、雨水が276.7haの整備を完了しました。
しかし、今後、鋭意整備してきた下水道施設の老朽化が進むことで、点検、調査及び改築に要する事業費増大が想定されます。また、老朽化施設の不具合により、下水道サービス停止及び道路陥没等による生活環境への重大な影響が発生するリスクの増大が懸念されます。
このことから、適正な点検、調査、診断及び修繕等の維持管理による延命化を計画的及び効率的かつ平準化しながら行い、安定した下水道サービスを確保すべくストックマネジメント計画を策定しました。
また、平成31年度から令和5年度までの第1期ストックマネジメント計画で行った維持管理の実績を踏まえ、課題等を整理及び改善した第2期ストックマネジメント計画を策定しました。
第2期ストックマネジメント計画の計画期間
令和6年度から令和10年度まで
第2期ストックマネジメント計画の概要
管路施設については、点検調査計画を策定しました。これは、下水道法施行令第5条の12等で定められている点検調査頻度を遵守しながら、設置環境及び役割による事故が発生した場合の被害規模並びに経過年数による事故発生確率を基にリスク評価し、優先順位付けを行うことで策定しました。今後は、この点検結果に基づき必要な箇所の詳細調査を行い、さらに調査結果に基づき必要な箇所の修繕及び改築を実施してまいります。
ポンプ場施設については、設備の改築及び更新工事の計画を策定しました。機械設備及び電気設備を設備単位で他市町実績等を参考に定めた目標耐用年数から算出される不具合の発生確率及び役割等による事故が発生した場合の被害規模から、リスク評価しました。このリスクの大きさが高い設備から順次、改築及び更新を実施してまいります。なお、管路施設とは違い機能停止すると甚大な影響を及ぼすことから、目標耐用年数が過ぎた設備は、すみやかに改築及び更新することとしています。
ストックマネジメント計画書 (PDFファイル: 2.3MB)
この記事に関するお問い合わせ先
下水道課
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更新日:2025年03月10日