下水道に異物を流さないでください!

更新日:2025年10月17日

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下水道には、「流せないもの」があります。処理が難しいものや、処理ができない異物が流れてきますと、排水管や下水道管の詰まりや処理施設に故障を及ぼす可能性があります。

ウェットティッシュ類などを流さない!

下水道に流せる紙は、「水に溶けるトイレットペーパーのみ」です。

水に溶けない紙状のものは、分別して「燃えるごみ」として処分してください。

注:製品のパッケージにかかれている「説明書き」をよくお読みください。ウェットティッシュやハンドペーパー(手拭き紙)などには、「これはトイレには流せません」など書かれているものが多くあります。

なお、近年「水に溶けるウェットティッシュ」、「トイレに流せるお尻拭き」、「流せるトイレブラシ」、「流せるトイレクリーナー」など、「水に溶ける」「トイレに流せる」と書かれる紙製品が販売されていますが、実際には水に溶けにくいものがあります。お使いになったウェットティッシュ、お尻拭きなどは「燃えるごみ」とするか、パッケージの注意事項を守って、大量の水で少しずつ流すなどのご協力をお願いします。特に、最近のトイレは省エネ効率向上などのため、昔のトイレに比べ流量が減っていますので、「大」のボタンで流すなど、ご注意ください。

また、庭木の根が伸びて、汚水ますや下水道管の中に入り、つまりや損傷の原因になることがあります。根の侵入がないか定期的に汚水ますを開けて点検をお願いします。

流せないものの例

生理用品紙おむつウェットティッシュハンドペーパー(手拭き紙)お尻拭き使い捨て紙マスクペットシート猫砂キッチンペーパーなど

注:トイレ内にはサニタリーボックス(汚物入れ)やゴミ箱を設け、生理用品や手拭き紙(使い捨てハンドペーパー)等はそちらに入れるようにしましょう!

ウェットティッシュは流せません!紙おむつは流せません!

溶けずにたまったウェットティッシュの様子

下の写真は実際に下水処理施設で絡んで固まっていたウェットティッシュ類です。

近年、大量のウェットティッシュ類が処理施設の機械に絡まり、機械が停止し、大量のウェットティッシュ類を機械から取り除く対応を余儀なくされています。

排水管や下水道管の詰まりの原因となったり、受け入れる下水施設の故障の原因になります。

下水道処理施設の機械に絡んだ異物の写真1

下水道処理施設の機械に絡んだ異物の写真2

キッチンなどで油類や食べ残しなどを流さない!

使用済みの天ぷら油を捨てる場合は、紙などにしみこませるか、凝固剤で固めて燃やすごみとして出してください。

スーパーなどで廃食用油の回収リサイクルが実施されておりますので、リサイクルを利用してみてください。

また、野菜くずや食べ残しについても、排水管や下水道管の詰まる原因になりますので、流さないでください。

油は固めるか、新聞紙等に吸い取らせて燃やすごみとして捨てましょう。

飲食店・食品製造業を営んでいる方へ

グリーストラップ(グリース阻集器)の定期的な清掃をしましょう!

飲食店や食料品製造業の排水設備には、グリーストラップ(グリース阻集器)という排水に油などを流さないようにする装置がついています。

この装置は、排水中の油を浮かせ、またゴミを沈めることにより、中間にある水だけを排水する仕組みとなっています。

定期的な清掃をしないと、浮ききれなくなった油や沈み切れなくなったゴミが下水道・浄化槽にそのまま流れ、水質の悪化や配管の閉塞につながります。

「バスケットの掃除」は毎日1回、「グリース(油)の掃除」は1週間に1回、「ゴミ・残渣の掃除」は1か月に1回、「トラップ内部の掃除」は2から3か月に1回が推奨されています。取り除いた油やゴミ、残渣などは産業廃棄物等として適切に処理をしてください。

詳しくは「日本阻集器工業会」のHPをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

下水道課
電話番号:0561-56-0749
ファックス:0561-38-0066

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