令和8年度施政方針

更新日:2026年02月24日

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令和8年度施政方針の全文を掲載しています。

はじめに

令和8年度当初予算案

主要事業の説明

むすび

はじめに

私が町長に就任してから1年9か月、町長としての任期も折り返しを迎えようとしています。町民の皆さまから託していただいた4年間という時間の重みを改めて感じながら、身を引き締めて令和8年度に臨んでまいります。

令和8年5月10日に、本町は東郷創立120周年を迎えます。1906年に諸和村と春木村が合併し、東郷村が誕生してから此の方、多くの先人の皆さまが「人のあたたかさ」を育み、つないできていただいて今、私たちはその「あたたかさ」を享受しています。令和8年度を「とうごう歴史YEAR」と銘打ち、本町がもつ歴史・文化の豊かさを町民の皆さまと共有しながら、過去からも多くを学び、温故知新、未来へのさらなる一歩を踏み出していきたいと考えています。

「公共交通対策室」「公共施設管理室」「防災安全課」での中長期を見据えた取組をはじめ、「未来が想像できるまち」に向けた事業がいよいよ本格化する一年となります。町長就任以来、一貫して大切にしております町民の皆さまの声を原点に、一つひとつの事業を着実に前進させ、さらに新たな事業を積み重ねていくことで、皆さまのくらしの身近な場面で、安心を実感していただけるまちづくりを進めてまいります。

「町民みんなでまちづくり」を念頭に、職員一同、東郷町の明るい未来に向けて邁進してまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。

令和8年度当初予算案

それでは、令和8年度当初予算案につきまして、ご説明させていただきます。

令和8年度の一般会計予算案の規模は、182億6,752万円となり、令和7年度と比較いたしまして、10億7,113万円の増額でございます。

歳入では、町税として、個人町民税や固定資産税などの増額を見込んでおり、79億4,392万円を計上しております。地方交付税のうち普通交付税につきましては、令和7年度交付決定額と同額の、13億2,298万円を計上しております。

特別会計及び企業会計につきましては、東郷町国民健康保険特別会計を始めとした、5つの会計の合計額で89億311万円となり、令和7年度と比較いたしまして、1億9,742万円の増額でございます。

一般会計、特別会計、企業会計を合わせた予算総額は271億7,064万円となり、令和7年度と比較いたしまして、12億6,855万円、率にして4.9%の増額でございます。

主要事業の説明

次に、令和8年度に実施する主要事業につきまして、第6次東郷町総合計画に掲げる6つの基本目標に沿って、ご説明させていただきます。

誰もが元気に暮らせるまち

1つ目は、「誰もが元気に暮らせるまち」でございます。

健康づくりといたしましては、若い世代から歯や口の健康に関心を持ち、適切な口腔ケアにつながるよう、歯周病検診の対象年齢を拡大いたします。新たに20歳及び25歳の方を対象に加え、生涯を通じた切れ目のない歯周病対策に取り組んでまいります。

また、妊婦の方を対象としたRSウイルスワクチンの接種を開始し、新生児や乳児期における、感染症の重症化予防を図り、安心して産み育てられるまちの実現につなげてまいります。

障がい福祉の充実といたしましては、障害福祉サービスを利用される方の相談支援体制を強化するため、相談支援事業所への補助金制度を新設いたします。また、複合的な課題を抱える方々への支援を充実させるため、重層的支援体制の整備を引き続き進めるとともに、今年度策定します「第2次東郷町地域福祉グランドデザイン」との整合や関連計画との連動を図りながら、地域や関係機関との連携を深め、全ての人が、住み慣れた地域で安心して暮らせる「地域共生社会」の実現に向けた取組を進めてまいります。

子どもがのびのび育つまち

2つ目は、「子どもがのびのび育つまち」でございます。

保育・子育て施策といたしましては、南部保育園の民営化を進めるため、認定こども園の整備事業に対し、引き続き支援を実施いたします。特色ある幼児教育・保育を一体的に提供できる体制を整備し、子どもの良質な成育環境の充実を図ってまいります。

また、子どもたちの安全で安心な居場所と豊かな体験機会をつくるために開設しております「放課後子ども教室」について、運営方式を直営から民間委託に変更いたします。指導員の確保が難しくなっている中で安定した運営体制を確保するとともに、民間の創意工夫を生かした多様な体験活動の提供を通じて、子どもたちの生きる力を育んでまいります。

学校教育の施策といたしましては、令和7年度、試行的に実施している校内教育支援センターを、令和8年4月から3中学校で本格的に実施し、全国的に増加する不登校生徒が自分らしい生活を送れるよう、一人ひとりの個に応じた支援を行ってまいります。

また、令和9年度に全ての校舎におけるトイレの洋式化を完了するため、東郷中学校及び春木中学校における設計業務を実施し、児童生徒の学習環境の整備を進めてまいります。

また、中学校における運動部・文化部を対象とした「部活動の地域展開」を着実に進め、地域と連携してスポーツや文化芸術に親しむ機会を確保しつつ、多様な活動の場を提供することで、生徒の健やかな成長につなげてまいります。

安全・安心で、自然と共生するまち

3つ目は、「安全・安心で、自然と共生するまち」でございます。

町民の皆さまの大切な命を守るため、防災対策をさらに推進してまいります。令和7年度には、被災者生活再建支援システムや避難所運営DXシステムを導入し、災害対応力の強化を図ってまいりました。

令和8年度は、避難所となる小学校体育館の空調設置工事を着実に進め、共助を支える拠点となる避難所の環境を整備することで、地域の力を高め、町全体で災害対策に取り組める体制を築いてまいります。

また、町民の皆さま一人ひとりの防災意識・防災力の向上を図るため、これまでの補助金制度を見直し、「家庭用防災用品購入費補助金」を新設いたします。個々の状況に応じて選択できる柔軟性と実効性の高い補助金によって、平時からの備えを勧奨し、自助力の一層の向上につなげてまいります。

公園・緑地の整備といたしましては、東郷町公園施設長寿命化計画に基づき、涼松緑道をはじめとした都市公園における遊具やベンチ、施設の改修を計画的に進めるとともに、東郷中央土地区画整理事業地内における新たな公園の整備に向けた基本設計に着手し、子どもから高齢者まで住みやすい良好な住環境を形成してまいります。

環境対策といたしましては、国の「物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金」を活用し、家庭用省エネ家電製品の購入費用の一部を補助する事業を実施いたします。物価高騰による家計負担の軽減に加え、省エネ家電の普及により、エネルギー消費量とCO2排出量の削減を図ってまいります。

快適に暮らせるまち

4つ目は、「快適に暮らせるまち」でございます。

地域公共交通といたしましては、今年度実施した各種調査や住民懇談会等でいただいたご意見を踏まえ、次期東郷町地域公共交通計画の策定とともに巡回バスを始めとした町内交通の見直しに取り組んでまいります。令和8年度も継続して町民の皆さまと意見交換を重ねながら、これまでの議論を具体的な成果として形にしていく重要な年となります。皆さまからいただいた声を大切にしながら、持続可能性と包摂性の両立を追求し、誰一人取り残さない公共交通の実現に向けて取り組んでまいります。

インフラ整備といたしましては、都市計画道路東郷・三好線や、町道新池・春木台線の整備を着実に進め、交通網の整備や安全性の向上に努めてまいります。

また、公共施設等の管理につきましては、施設ごとの保守管理や修繕等について、専門事業者のノウハウを活かし、一括して管理を委託する「包括管理委託」の導入に向け準備を進めてまいります。施設情報や維持管理業務等を一元化することで、統一的な水準により計画的な予防保全を進め、安全・安心で快適な利用環境を提供してまいります。

また、下水道関連といたしましては、ストックマネジメント計画に基づき、部田山汚水中継ポンプ場の電気・機械の設備更新に取り組むとともに、県道名古屋・岡崎線に埋設されている下水道管の更生工事を実施し、下水道施設の健全性の確保と、安全・安心な利用環境の維持につなげてまいります。

産業と交流が盛んなまち

5つ目は、「産業と交流が盛んなまち」でございます。

産業振興といたしましては、人材不足・デジタル技術の急速な発展など、経営環境の変化が著しい中、町内の小規模企業等が、課題の解決や新たな付加価値の創出に積極的に取り組んでいただけるよう、「小規模企業及び中小企業振興補助金」を新設いたします。町内の小規模企業等の意欲あるチャレンジを後押しすることで、地域経済の活性化につなげてまいります。

交流関連といたしましては、令和8年度は、諸和村と春木村の合併により「東郷」という地名が誕生してから120周年という節目の年を迎えることから、「とうごう歴史YEAR」と位置づけ、歴史と文化を再認識していただける事業を展開してまいります。

かつて名古屋城に献木された「諸輪の松」の苗木が里帰りすることに伴い、東郷の歴史や魅力を広く共有できる機会として式典を実施いたします。また、本町に伝わる民話全6話のうち、未作成となっている3話の絵本化を進め、完成した絵本は、町民の皆さまに手にとって読んでいただき、親子での読み聞かせなどを通じて、本町への愛着や誇りを次世代へ継承してまいります。

また、令和8年度は、町民に長年親しまれてきた「東郷音頭」が誕生してから50周年を迎える年でもあります。世代を超えて親しまれる郷土の文化を一層盛り上げるとともに、保存会の皆さまと協力しながら、町民の一体感と賑わいの創出につなげてまいります。

みんなでつくるまち

最後、6つ目は、「みんなでつくるまち」でございます。

町民の皆さまの多様なニーズに対応するため、DXの推進をさらに加速させてまいります。まずは、システム標準化対応について、令和8年10月の移行に向け、着実に準備を整えてまいります。また、町民の皆さまと行政との接点における利便性の向上と、業務効率化を目的に、現在、「フロントヤード改革指針」の策定を進めておりますが、令和8年度は、この指針に基づき、具体的な取組を検討・実装してまいります。

その取組の1つとして、マイナンバーカードを活用した住民票等のコンビニ交付を令和8年度中に開始し、生活に身近な行政サービスにおいて、便利さを実感していただけるような取組を推進してまいります。

また、限られた財源の中においても、町の取組を着実に推進していくため、新たな財源確保の手段として「企業版ふるさと納税マッチング支援業務」を新たに実施いたします。本町の取組に関心を持つ企業と町とをつなぐマッチング業務に民間企業の支援を取り入れ、町としての取組と一体的に進めることで、より多くの企業の皆さまに東郷町の魅力や施策を効果的に発信し、寄附の拡大につなげてまいります。

むすび

以上、令和8年度の当初予算案及び主要事業につきまして、概要を述べさせていただきました。

物価高騰や人口減少など、日本全体を取り巻く環境が厳しさを増す中にあっても、本町を「いつまでも住み続けたいまち」とするため、持続可能性を十分に考えた財政計画のもと、町民の皆さまの声をもとにした事業を着実に進めてまいります。

本予算案に盛り込んだ一つひとつの事業の背景には、町長と語ろう会、LINEでの意見投稿、日々の業務の中でいただく声など、さまざまな町民の皆さまの声があります。当初予算案という形で、既存事業の改善あるいは新たな事業として、その声が表れています。東郷創立120周年の令和8年度、この当初予算案をもとに、皆さまと対話を重ねながら、ともに歩みを進めたいと考えております。

町民の皆さま並びに議員各位の、より一層のご理解とご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げ、施政方針とさせていただきます。

この記事に関するお問い合わせ先

人事秘書課
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