基本方向とコンセプト

ここでは、本町に住む人だけに限らず、周辺の市町村をも含めた広域での利用を前提とし、お年寄りや身体の不自由な人、子ども連れのお母さんなど、誰もが気兼ねなく、気軽に訪れることができる、ユニバーサルデザインにも配慮した空間・施設を目指します。
ここでは、様々な立場や地域の人たちが大勢集い、憩うことによって、これまで交流のなかった世代や地域間での、人と人とのふれあいや交流が生まれること、また、そこから新たな発想や活力、多くの情報が生まれることを期待した「きっかけ＝仕掛け」を創り出します。

「遊び」と「学び」の里～自然・健康・文化の森～

様々な世代や地域の人が集い、ふれあい、「遊ぶ」中には、単に楽しいだけではなく、社会のきまりやルール、また人との接し方や礼儀作法などを、自ずと学ぶ環境が整っています。「遊び」を単なる動作の一つとして捉えるだけではなく、その「遊び」の過程の中で様々なルールを自然に体得できるようにします。

「学び」とは、学問をすることだけではなく、日々の生活の中で営む業そのものを指します。子どもが親の真似をすること、おばあちゃんの生活の知恵を聞くこと、子育ての悩みを相談し合うことも「学び」です。日々の生活の中での「学び」を広く大勢の人と分かち合い、これからの人生をより一層豊かなものとします。

ここでは、「自然・健康・文化」を切り口とした機能を導入して、それぞれの要素がお互いに絡み合い、あたかも3つの木々がひとつの森を形成するかのような一体的な空間を創造します。