新型コロナウイルスの感染症を予防する消毒方法について
新型コロナウイルスの感染を予防するために
手指の消毒には消毒用アルコール(濃度70%以上)を使用します。
ドアのノブや手すり、机等の物の表面に付着したウイルスの消毒には、消毒用アルコールだけではなく、多くの家庭で使用している塩素系漂白剤(ハイターやキッチンハイター等の商品、次亜塩素酸ナトリウム原液濃度約5~6%)を水で薄めて消毒液として使用することができます。
現在、消毒用アルコールは品薄ですが、家庭用の塩素系漂白剤は比較的安価に入手することができます。
ここでは、新型コロナウイルスの感染症を予防するために、日頃から実施できる消毒の仕方をご紹介します。
はじめに消毒液を作りましょう

1 ドアノブや手すり等に使用する消毒液(濃度0.05%)を作ります。
500mlの水を入れたペットボトルに、塩素系漂白剤(キッチンハイター等)を5ml(ペットボトルのキャップ1杯分)入れる。
2 吐しゃ物が付着した床やトイレ等に使用する消毒液(濃度0.1%)を作ります。 500mlの水を入れたペットボトルに、塩素系漂白剤(キッチンハイター等)を10ml(ペットボトルのキャップ2杯分)入れる。 (注意)
1. 塩素系漂白剤を吸い込んだり、直接手に触れないようにマスクや手袋を着用しましょう。
2. この消毒液は、手指の消毒に使用できません。
3. 塩素系漂白剤や消毒液は、子どもの手が届かない場所に保管してください。 4. 塩素系漂白剤や消毒液は、直接日光が当たる場所、高温の場所で保管しないでください。
5. 消毒液のペットボトルには「危険。次亜塩素酸ナトリウム0.05%。4月20日作成等」と記載してください。
6. 古くなった塩素系漂白剤は濃度が著しく低下している場合があるためお勧めできません。
7. 作り置きすると効果が低くなるので、消毒のたびに消毒液を作りましょう。
消毒をしましょう
ペーパータオル等に消毒液を浸み込ませて、消毒する場所を一方向に拭き取った後、から拭きしてください。左右交互に拭くとウイルスが残ってしまうことがあります。また、金属部分は腐食する可能性があるため、消毒液で拭いた後、水拭きします。 (注意)
1. 消毒液をスプレー容器で噴霧すると机等の上のウイルスが飛散したり、消毒液を吸い込んでしまう危険があるため避けてください。
2. マスクや手袋を着用して消毒しましょう。
3. 消毒するときは、できるだけ2方向の窓を開けて換気しましょう
4. 衣類が色落ちしたり、金属製品・繊維製品・木工製品等は腐食や変色する場合があるので目立たない場所で確かめてから使用を判断してください。
5. 塩素系漂白剤の商品の注意事項を厳守してください。
6. 消毒が完了したら、手をよく洗い、ハンドクリームで手荒れを防ぎましょう。
主な消毒する場所
多くの方の手が触れる次の場所を重点的に消毒しましょう。
場所 | 消毒場所 | |
家庭や職場 | 居間・食事部屋 | ドアノブ、窓の取っ手、照明のスイッチ、ソファー、テーブル、椅子、電話機、コンピュータのキーボードとマウス、小児玩具、壁、床等 |
台所・トイレ等 | 水道の蛇口、シャワーヘッド、洗面器、ドアノブ、窓の取っ手、照明スイッチ、浴槽、排水溝、水洗便器と流水レバー、便座とフタ、汚物入れ、壁、床等 | |
衣類・寝具 | 通常の洗濯機で問題ないといわれていますが、気になる場合には、熱湯消毒(80℃、10分以上)してから洗濯機にかけます。 | |
職場や集合住宅の共用部分 | エレベータ | エレベータの呼び出しボタン、停止階ボタン、手すり等 |
建物の出入り口 | 建物の出入り口にあるドアノブ、ハンドル、セキュリティ対応のオートロックボタン等の不特定の人が触れる部分 | |
共用のトイレ、給水場所、洗面台等 | ※家庭や職場の「台所・トイレ等」の欄を参照 |
(参考)
厚生労働省HP:新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
この記事に関するお問い合わせ先
成人保健推進室
電話番号:0561-56-0758
ファックス:0561-38-7932
更新日:2022年03月01日