地震に備え、感震ブレーカーをつけましょう

更新日:2022年03月01日

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地震による火災発生の過半数は電気が原因です

大規模地震が発生すると、家屋の倒壊だけでなく、火災も多く発生します。

東日本大震災における本震による火災では、原因が特定されたものの過半数にあたる54%が電気関係の出火でした。

地震が引き起こす電気火災とは、地震の揺れに伴い本棚が倒れ、散乱した本が電気ストーブに引火するものや、家具の下敷きになるなどして電気コードが断線し、停電が復旧して通電したときにショートし引火することなどが原因の火災です。

電気火災対策には、自動で電気を遮断する感震ブレーカーが効果的です

感震ブレーカーは、地震発生時に規定値以上の揺れを感知したときに、ブレーカーやコンセントなどの電気を自動的に止める器具です。

感震ブレーカーの設置は、不在時やブレーカーを切って避難する余裕がない場合に電気火災を防止する有効な手段です。

感震ブレーカー設置の留意点

製品ごとの特徴や注意点を踏まえ、適切に選びましょう

分電盤タイプ(内蔵型)

  • 分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを感知し、ブレーカーを切って電気を遮断します。

分電盤タイプ(後付型)

  • 分電盤に感震機能を外付けするタイプで、センサーが揺れを感知し、ブレーカーを切って電気を遮断します。
  • 電気工事が必要。

コンセントタイプ

埋込型
  • コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断します。
  • 電気工事が必要。
  • 壁面などに取り付けて使うものです。
タップ型
  • コンセントに内蔵されたセンサーが揺れを感知し、コンセントから電気を遮断します。
  • 電気工事は不要。
  • 既存のコンセントに差し込んで使うものです。

簡易タイプ

  • ばねの作動や重りの落下などによりブレーカーを切って電源を遮断します。
  • 電気工事は不要。
  • ホームセンターや家電量販店で購入可能。

急に電気が止まっても困らないための対策と合わせて取り組むことが必要です

  • 生命の維持に直結するような医療用機器を設置している場合、停電に対処できるバッテリー等を備えてください。
  • 夜間の照明確保のために、停電時に作業する足元灯や懐中電灯などの照明器具を常備しましょう。

耐震対策等と合わせて取り組むとさらに効果的です

  • 避難路の確保等のために、建物の耐震化や家具の転倒防止等に取り組みましょう。
  • 復電する場合には、事前にガス漏れ等がないことの確認や、電気製品の安全の確認を行ってください。
  • 仮に、復電後、焦げたような臭いを感じた場合には、直ちにブレーカーを遮断し、再度、安全確認を行い、原因が分からない場合には電気の使用を見合わせることが必要です。
  • 定期的な作動性能の確認や、必要に応じて部品等の交換を行いましょう。

感震ブレーカーの購入について

  • 電気工事を伴うものは、お近くの電気工事店へお問い合わせください。
  • 電気工事を伴わないものは、お近くの防災用品等を取り扱うお店へお問い合わせください。

東郷町感震ブレーカー(簡易タイプ)設置費補助事業

  • 東郷町では、おもり式及びばね式の感震ブレーカー(簡易タイプ)の設置費に対し補助金を出しています。

※詳しくは、こちらをご覧ください。

この記事に関するお問い合わせ先

地域安心課 防犯防災係
電話番号:0561-56-0719
ファックス:0561-38-7933

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