65歳からの健康づくりのキーワードは「フレイル予防」
フレイルとは?
フレイルとは、海外の老年医学の分野で使用されている英語の「frailty(フレイルティ)」が語源で、日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などを意味します。 「フレイル」は病気ではありませんが、年齢とともに筋力や心身の活力が低下し介護が必要になりやすい状態を言い、「健康」と「要介護」の間の虚弱な状態のことです。

「まだまだ元気!」「介護なんてまだまだ無縁!」と感じている方も、
65歳を過ぎたらメタボリックシンドローム予防から「フレイル予防」にギアチェンジが必要です!
また「最近動くのが億劫になった…」などの身体の不調を感じている人は、「年のせいかな?」と済ませずに、早めの対策を取りましょう。
フレイルは適切な対策を取ることで、元気な状態=健康に戻ることができます。
詳しくはこちらをご覧ください!
メタボ予防からフレイル予防へギアチェンジ★ (PDFファイル: 1.1MB)
フレイルチェック!あなたは大丈夫?
下記に該当するものについて、チェックをしてみましょう。
□ 半年で体重が2~3kg減った
□ 疲れやすくなった
□ 筋力(握力)が低下した
□ 歩くのが遅くなった
□ 身体活動量が減った
(J-CHS基準を参考に作成)
上記項目で、1~2項目あてはまる人は、フレイルの前段階(プレフレイル)、3項目以上あてはまる人は、フレイルの疑いがあります。
さらに詳細にフレイルチェックをしたい方は、ご活用ください。
フレイル予防のためのポイント (PDFファイル: 700.0KB)
フレイル対策の「3つの柱」は、「栄養」「運動」「社会参加」
この「3つの柱」を参考に、バランスよく取り組むことが重要です。
栄養 ~低栄養予防対策がカギ~
メタボばかり気にして、食事の量を減らしたり、野菜ばかりの食事を続けていませんか?以下のチェックで2つ以上当てはまると、低栄養の疑いがあります。
□ BMIが21.5未満 <BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)>
□ 半年以内に体重が2kg以上減った
□ 欠食することがある
□ 肉はほとんど食べない
□ 好きな物ばかり食べている
□ 顔色が悪くなったといわれる
1日3食きちんと食べる
朝食、昼食、夕食の3食きちんと食べることが低栄養予防の基本。 一度にたくさん食べられない場合は、間食で補いましょう。 間食はスナック菓子ではなく、たんぱく質を含むヨーグルト、チーズ、プリンなどを選ぶとよいです。
たんぱく質を、毎食摂るように意識をする

魚、肉、卵などのたんぱく質を、必ず毎食摂るようにしましょう。 特に、高齢期になると肉を避ける傾向にありますが、肉も1日に1回は摂取するようにしましょう。
体重をはかる習慣をつける。体重が減ってきたら要注意!!

できれば毎日、同じ時間帯に体重をはかる習慣をつけるとよいでしょう。
体重を記録に残すと、より変化が分かりやすいですね。
食生活で心配なことがあれば、管理栄養士による栄養相談も無料で受けられます。

食生活で心配なことがあれば、管理栄養士による栄養相談(訪問も可能)が受けられます。
まずは高齢者支援課にお問い合わせください。
運動 ~歩く速度が遅くなってきたら要注意!~
日常生活に運動を取り入れましょう!
- 家事(洗濯、調理、布団の上げ下ろし等)も立派な運動の一つ。
- テレビのCMなどの隙間時間を活用し、身体を動かす習慣をつくりましょう。
- 天気の良い日等は、散歩に出かけるとよいでしょう。
東郷町オリジナル介護予防体操動画
65歳以上の町民の方200名程度に「身体活動面での困りごと」のアンケート調査をした結果をもとに、令和元年9月末に東郷町オリジナルの体操を作成しました。 日々の積み重ねが大切。毎日コツコツ、隙間時間にチャレンジしてみてください!
とうごうチャンネルEXTRA「自宅でもできるオリジナル体操」
東郷町オリジナル介護予防体操(自宅でできる体操の紹介)
社会参加
フレイルを招く原因の一つが「閉じこもり」です。
外出することで、交流の幅が広まり、地域の人との繋がりも生まれます。
地域の活動や老人クラブ活動に積極的に参加をしたり、町内で実施している健康づくり・介護予防の教室等にも積極的に参加をしましょう。
町では、地域のコミュニティセンター等での介護予防教室を実施しております。
町内で実施している教室及び地域の通いの場
地域通いの場(高齢者社会参加ポイント制度登録団体)一覧 (PDFファイル: 243.7KB)
社会参加をするきっかけに★「社会参加ポイント制度」に取り組もう!
委託事業を含めた町主催の健康づくり・一般介護予防教室、老人クラブ活動、その他地域のサロン(通いの場)に参加をすると、1日1ポイントが付与されます。15ポイント毎に500円のクオカードと交換できます。(最大2,000円) 詳しくはこちらをご覧ください。
元気なみなさまの力を東郷町で活かそう★「ボランティアポイント制度」
高齢者が増える中、いつまでも住み慣れた地域で生活できるような仕組みが必要です。東郷町では、町内の介護保険施設、障がい者支援施設、町主催の健康づくり・一般介護予防教室、その他地域にてボランティア活動をすると、ポイントが付与され、10ポイント毎に500円の図書カードと交換できます。(最大5,000円) 詳しくはこちらをご覧ください。
フレイルかな?と思ったら
シニア世代の相談窓口として地域包括支援センターがあります。フレイルかな?と思ったら、まずは相談しましょう。お住まいの地区で管轄する地域包括支援センターが決まっています。 詳しくはこちらをご覧ください。
アンケートにご協力ください
皆様からのご意見を参考に、今後の健康づくりや介護予防に関する事業を検討していきます。下記のリンクからアンケートにご協力ください。
この記事に関するお問い合わせ先
高齢者支援課(高齢者支援係・地域ケア推進係)
電話番号:0561-56-0753
ファックス:0561-38-7932
更新日:2023年04月19日